原発を考える

原発を考える記事読んで、いろいろ考えさせられますね。
記事の一部です
今日(16日)は、代々木公園で大江健三郎さんら著名人9名が呼びかけた「さようなら原発10万人集会」が行われている。
全国各地でも、猛暑の中で同様の集会が開かれている。


今朝(16日)付の「朝日」に原発に関して興味深い記事があった。
「原発ゼロ経営 沖縄電力──電気料金高くても人・企業集める」というもの。
http://www.asahi.com/business/intro/TKY201207150355.html



「日本で唯一原発電気を使わない沖縄県に、人や企業が集い始めている。電気料金は日本一高いが、原発事故におびえずにすみ、電力不足で計画停電を強いられることもないからだ。環境問題という課題はあるが、原発のない社会のモデルを沖縄にみることができる。」というのだ。

川崎市から沖縄に移住した主婦(37歳)は、毎月5千円の少し高い電気代に対する不満より、「原発がない」ことへの安心が上回ると語る。8月のモデル家庭の料金は、計算方法が同じ本土の6電力の平均が7007円なのに対して、沖縄電力は8070円だが、それでも需要が増えているという。

たしかに、原発事故以降、私のまわりでも若い夫婦で沖縄に移住したという話しを耳にするが、子を持つ親の心境は誰でも同じだと思う。

「原発ゼロ」の価値は、経済界でも見直され始め、震災後、データーのバックアップを急ぐ企業や官公庁から、節電や計画停電の恐れのない沖縄なら、データー損失の心配がないと、問い合わせが殺到したという。企業誘致も変化のきざしがあらわれ、「半径100キロ以内に原発がないこと」を条件にするなどで、沖縄進出を決める企業もある。

しかし、この沖縄でも、一時、旧通産省出身の現在県知事の仲井真弘多氏が沖縄電力の会長だった04年に「小型原子力」の研究に着手し、原発で「本土並み」をめざす動きもあったが、現在は導入に向けた現実的な動きはないと言う。「原発がないから電気料金が高い」と言われたが、3・11以降、原発が料金値下げの切り札にはならないことがはっきりしたからだ。
一方で、原発を持つ本土の電力会社では、原発事故を境に、事故の処理や廃炉にする場合の費用などがかさむ恐れが強まり、こうした費用が電気料金に含まれれば、沖縄の割高感は薄れる可能性もある。

この点では、「東京」11日付夕刊に、枝野経産相の講演で
「原発はコストが安いと扱われてきたが、東京電力福島第一原発事故で見られるような廃炉や賠償、除染も考えると全く割に合わない」
「原発を保有していない沖縄電力以外の電力会社が、原発比率に応じて保険料相当分のコストを負担し、東電の廃炉や事故の賠償に使うべきだ」
「(沖縄が)本州より約一割高い電気料金を払ってきており、原子力に起因する賠償その他の費用の負担をお願いするのは不公平だ」
と述べている。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012071102000233.html


もちろん、沖縄でも火力発電に頼るために、発電の際の二酸化炭素排出量が全国平均の倍になるなど、温室効果ガス排出をいかに削減するかなどの課題も多い。そのため、液化天然ガス(LNG)を燃料にする発電所の建設や太陽光の活用など、様々な努力が行われているという。


この記事の最後に、注目すべきは、原発のない沖縄で、電気料金に年間30億円(家庭なら毎月約110円)もの、原発を推進する費用が含まれているということだ。「電源開発促進税」という税金で、これまで計732億円も納めており、大半が原発を持つ県への交付金や、原発を研究する「ムラ」に回った。
こんなところにも「原発」の“理不尽”があったのには驚く。


先月、6月27日に電力9社が定時株主総会を開催したが、北陸電力の株主総会では(北陸電力の株価が低迷する一方で)「原発を持っていない沖縄電力の株価が一番高い。原発は無い方がいいのではないか」という意見が出されたという。
ちなみに、全国の電力会社の3月期の決算では、9社のうち、7社が軒並み最大の赤字に陥り、中国電力と原発のない沖縄電力は黒字だったという。
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by sasayamagenki | 2013-07-12 07:56
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